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コンタクト情報
カラースキームを用いた色の組み合わせ方
Training.Ⅲ 色彩
- Day.11 色の3要素「色相、明度、彩度」の基礎知識
- Day.12 配色を決める際に知っておきたい5つの対比現象
- Day.13 カラースキームを用いた色の組み合わせ方
- Day.14 人の心を左右する色彩心理の効果とは?
- Day.15 CMYKとRGBの違いを知ろう!
色の配色を考えるとき、何を基準にして色を選んでいるでしょうか。デザインは論理だという人もいますが、カラースキームを活用すれば論理的な色の組み合わせがわかります。今回は、カラースキームを用いた色の組み合わせ方について解説します。
カラースキームとは?
カラースキームを直訳すると「色彩計画」ということになります。デザインにおいて配色を決める際にはいくつかのセオリーがあり、ある色を中心としたときにその周囲にどんな色を配置すれば効果的なのかといったことが解析されパターン化されています。そのセオリーに基づくパターンに沿って配色を決めるのがカラースキームで、意味としては「理論に基づいた配色方法」といった表現が近いでしょう。
補色色相配色
補色色相配色とは補色の関係にある色を組み合わせる配色のことです。補色は、赤、青、黄の原色、橙、緑、紫の二次色、さらに赤紫や青紫などの三次色を順番にリング状に並べた「色相環」で最も距離の遠い反対側にある色のことです。この補色同士は色相差が最も大きい色であるため、組み合わせるとお互いの色を目立たせる効果があります。特に赤と緑、青とオレンジなど、明度の高い色と明度の低い色の組み合わせはよく目立ちます。これらはお店の看板やスポーツのユニフォームなどでよく見かけます。
類似色相配色
類似色相配色は似た色の組み合わせによる配色です。色相環では1~3の範囲内にある色です。近い色なのでお互いに馴染みやすく、しっくりと調和します。全体の統一感を出したいときにはこの組み合わせを考えてみるといいでしょう。また、色相環で隣り合った色同士は隣接色相と呼ばれ、類似色相とは区別されることもあります。隣り合った色だとその違いはわずかとなるため、全体としてはほぼ同じ色を使っているように見えるかもしれません。2~3の範囲であえて少し色相をずらすほうが使いやすいでしょう。また、ピンポイント的に補色など他の色を採り入れる方法もあります。ポスターなどグラフィックデザインではよく見かける手法です。
有彩色配色
色相環のほかに、明色と暗色を活用することもできます。明色とは明度の高い明るい色で、純色(各色相で最も彩度が高い色=色相環の色)に白を混ぜてできる色です。暗色とは明度の低い色で、純色に黒を混ぜてできます。明度を変えることで真っ白から真っ黒まで色のバリエーションが構築できます。また、純色に灰色を混ぜてできる色は濁色といいます。この黒、白、灰色を混ぜた色を使ったカラースキームは「モノトーン配色」と呼ばれます。その中でも1つの純色と、その色をベースとした明色と暗色、濁色だけを使用するのが有彩色配色です。有彩色配色は非常に親和性の高い組み合わせになりますが、単調になりすぎるという欠点もあります。そのため純粋な白や黒を効果的に組み合わせるといったテクニックが使われることが多いでしょう。
無彩色配色
無彩色配色は黒から白までの無彩色だけで構成する配色です。無彩色は色味がない色のことなので黒白と灰色だけの組み合わせになります。独特の雰囲気と印象をもたらしますが、地味で目立たないという一面もあります。そこでこの無彩色配色に鮮やかな色を1色、ピンポイントとして加える手法もよく使われます。特殊なやり方として覚えておくといいでしょう。
以上のように、カラースキームを使えば理論的に配色を考えることができます。自分のセンスにプラスして、カラースキームを効果的に活用してデザインを制作してみてはいかがでしょうか。