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コンタクト情報
日本語フォントの主な種類とそれぞれの特徴
Training.Ⅱ タイポグラフィー
- Day.6 フォントが与える印象とその選び方
- Day.7 フォントの字間、行間の考え方
- Day.8 フォントレイアウトの決め手となるジャンプ率について
- Day.9 日本語フォントの主な種類とそれぞれの特徴
- Day.10 英字フォントの主な種類とそれぞれの特徴
年賀状や名刺、あるいはチラシを作るときなどどのような基準でフォントを選んでいるでしょうか。代表的なフォントの特徴を知っていれば、より効果的にフォントが選べるようになり、あなたのデザインにも奥行きが出るようになります。今回は、日本語フォントの種類とそれぞれの特徴についてご紹介しましょう。
日本語フォントの主な種類
明朝体、ゴシック体、行書体、ポップ体、この4つの日本語フォントについて解説します。
「明朝体」の特徴
明朝体は日本語フォント(書体)の中ではゴシック体と並んで最もポピュラーなものです。そのベースとなっているのは漢字の楷書であり、これを簡略化したデザインといわれています。おおむね、文字を構成する縦画は太く、横画は細くなっています。また、斜め線など以外の縦画は垂直、横画は平行にデザインされています。
横画の始まりの「打ち込み」、終わりの「ウロコ」、縦画の「ハネ」「ハライ」などに、筆の運びを思わせる楷書の特徴が残っています。こうした文字の端の小さな飾りは英語フォントではセリフ体の特徴とも似ており、影響を受けているともいわれます。
明朝体は可読性が高いフォントとして知られ、小説をはじめとする書籍では最も多く使われています。雑誌の本文、ポスターやチラシのボディコピーなど長文にもよく使われます。縦書きとセットで使用されることも多いでしょう。名刺であればお役所や歴史のある企業などの、縦長の名刺で使用される傾向があります。
「ゴシック体」の特徴
日本語フォントにおけるゴシック体とは、縦画と横画の太さが均等で、起筆、終筆点に飾りのないデザインのものを指します。毛筆ではなくマジックで描いたような均一で記号的なイメージのあるフォントです。
現代的で力強い印象を与え、ポスターや広告のキャッチコピーなどに使われる他、雑誌では見出しなどの文字でよく見られます。では、長文の本文には使わないかといえば、最近は広告のボディコピー、雑誌の本文にも、細めのゴシック体が使用されることが珍しくなくなっています。特に横書きの文章とは相性が良いでしょう。
コンピュータではゴシック体は最もスタンダードなフォントで、インターネット上のWebページのフォントも基本的にゴシック体です。なお、英語フォントではサンセリフ体に相当します。また、漫画や単行本では、漢字をゴシック体、かなを明朝体にする「混植」と呼ばれるスタイルもよく用いられます。
「行書体」の特徴
行書体は筆の運びを表現したフォント(書体)の一つです。似たフォントである楷書が一画ずつ独立して書かれているのに対し、行書体では数ヶ所に続け書きが見られます。とはいえ大幅に崩した字というわけではないので、判読は難しくはありません。
行書体は、もともとは漢字用に作られた書体ですが、今では仮名の書体やフォントも用意されています。一般で使われることが多いのは年賀状や挨拶状などの印刷ハガキではないでしょうか。和風、伝統的、かしこまった印象を与えるフォントで、チラシなどでは和のイメージを強調したい時に使われることがあります。
「ポップ体」の特徴
ポップ体は、Microsoft Officeにバンドルされている「創英角ポップ体」というフォントが有名です。これは明朝体やゴシック体のような昔から印刷物に使用されてきた書体ではなく、「デザイン書体」というカテゴリーに入るフォントです。
街中の店頭ポップやパソコンで自作したチラシなどでは比較的よく使用されるフォントであり、見覚えがある人も多いでしょう。
ポップ体の特徴は、名前どおりポップなテイストで、子供っぽさや親近感、ちょっとコミカルな印象などを与えます。ただし、このフォントをプロのデザイナーが使うことはめったにないでしょう。理由は字を多く並べた時にデザイン的な統一感が得られにくいこと、素人っぽい雰囲気が漂うことにあるようです。デザイン的に完成度の高いものをめざすなら積極的には使わない方が良さそうです。
グラフィックデザインを考えるときには日本語フォントについて知り、特徴を生かすようにすることが肝心です。これからは、なぜそのフォントが良いのかを考えながら選ぶようにしてデザイン制作をしてみてください。