オンデマンド印刷とオフセット印刷の違いを教えて!

●スーパープリントのオフセット/デジタルオフセット印刷機

スーパープリントの印刷機材は、名刺用としては異例なほど高レベルです。出版物などの商業印刷に用いる数億円のオフセット印刷機の他に、5000万円~1億円する最新のデジタルオフセット印刷機を複数導入しています。 (巷の格安業者の「デジタル印刷」「オンデマンド印刷」「スピード印刷」等で使われるのは、100万~数百万円のレーザープリンタが大半です)

しかし、「名刺印刷」ではなく「印刷」として弊社の設備を客観的に見ると、「高品質であるが、最高品質ではない」と評価しております。写真を多用するカタログ印刷などで使用するオフセット印刷機は、弊社の使用している機材よりさらに高解像度/高線数のものも存在します。とは言っても、名刺印刷としては、スーパープリントの印刷は紛れもなく高品質 です。

●オンデマンド印刷とオフセット印刷の違い

オンデマンド印刷とは、厳密には「欲しいときに欲しい分だけ(on demand)印刷する」という意味なので、小ロット印刷はすべてオンデマンド印刷とも言えます。名刺印刷の市場で、一般に「オンデマンド印刷」と言うと、「レーザープリンタ系機材」「製版をしないデジタル印刷」「名刺専用の小型プリンター機材」「即日・翌日出荷可能なスピード印刷」の事を指します。

オフセット印刷は、技術的な説明は省略しますが、4色~6色に分かれた大型の印刷機で、大きな紙に大量に印刷します。雑誌、チラシ、カタログ等、世の中の大半の商用印刷物はオフセット方式で印刷されています。用紙サイズや印刷規模を考えますと、名刺には不向きな印刷方式ですが、印刷品質はオンデマンド方式とは大きな差があり、扱える用紙も多岐にわたります。

オンデマンド印刷とオフセット印刷の、見た目でわかる一番の差は「インク」にあります。オンデマンド印刷は、レーザープリンタを大型化したものなので、「粉トナー」を使います。対してオフセット印刷では「液体インク」を使います。オンデマンド印刷では、粉トナーを熱やオイルで定着させるため、印刷がテカったりギラついたり、紙に「乗った」感じに仕上がります。オフセット印刷の場合は、液体インクなので、インクが紙に浸透し、馴染んだ仕上がりになります。

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