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コンタクト情報
クリエイターの名刺デザインのコツ
Training.Ⅸ 業種別名刺デザイン
- Day.57 フリーランス、個人事業主の名刺デザインのコツ
- Day.58 起業家の名刺を作成するときのコツ
- Day.59 クリエイターの名刺デザインのコツ
- Day.60 NPOや特殊法人などの名刺を作成するときのコツ
クリエイターが持つ名刺は、一般企業で使う名刺とはその意味や機能が少々異なります。クリエイターにとって名刺は、自身で自由にデザインできる表現ツールとなり得るものです。今回はクリエイターの名刺デザインのコツについてご紹介しましょう。
クリエイターの名刺デザインの重要性
デザイナー、Webデザイナー、イラストレーター、コピーライター、フォトグラファーなど、クリエイターの名刺に求められることは何でしょう。必要な情報が記されている必要があるのは当然ですが、むしろ重視したいのはセンスの良さ、デザインの面白さ、オリジナリティなどです。名刺のデザイン自体がクリエイターの力量の一端を示すことにつながり、相手にどんなタイプのクリエイターなのかを印象づけることにもなります。逆に、もしもクリエイターが使う名刺が一般企業のようなありきたりのデザインだった場合、その時点で評価を落としてしまうことも起こり得るでしょう。それくらい、クリエイターにとって名刺は自由な発想やアイデアを発揮し、遊び心も加えつつ、自分のセンスを十分に表現すべきものです。
クリエイターの名刺デザインのコツ
クリエイターが名刺をデザインするとき、どのような工夫の仕方があるのか、具体的に見てみましょう。
変形サイズを使う
55mm×91mmの一般的な名刺サイズにとらわれなければ、短辺が10mm程度細長いサイズ、両辺が短いスモールサイズ、正方形、といった変形サイズを採用してスタイリッシュに仕上げることができます。
特殊紙を使ってみる
用紙に対するこだわりも欠かせないポイントです。質感や手触りを重視して高級用紙を選ぶのも良いでしょう。印刷会社オリジナルの独特の風合いを持つ用紙を探してみるのも楽しいはずです。ナチュラルで素朴な味わい、シャープで未来的なテイスト、和の風合いなどさまざまな種類の用紙が用意されています。半透明素材、プラスチック素材など通常の紙とは違う選択肢もあり、用紙、素材は非常に選びがいがある部分です。
角丸、切り抜きなどの特殊加工を使ってみる
「角丸」はかつて女性用の名刺に使われていましたが、最近では名刺を会員カード風に見せる、二つ折り名刺を角丸にすることで面白い効果を出すなど、アイデア次第でさまざまな応用が効く加工として使われています。4角だけでなく2角のみ角丸にすることも可能です。また、「切り抜き」は図形や文字を切り抜くことができる加工で、こちらも効果的な使い方をすれば強烈なインパクトを与えるデザインとなります。「クリエイター」という文字の「ク」だけを切り抜くことなどもできます。
情報を入れすぎない
クリエイターが使用するデザイン重視、デザイン特化の名刺では、情報を詰め込みすぎるのはNGです。名刺には最低限必要な情報のみを厳選して載せ、デザインの魅力で「どんなクリエイターなのだろう」「もっと知りたい」と思わせるよう誘導するという風に考えるべきでしょう。過去の作品や経歴を紹介するには、Webページに掲載し、名刺ではURLあるいはQRコードのみを記載するという方法もあります。
センスが問われるクリエイターの名刺は、デザインやアイデアで自身を表現する媒体といえます。ぜひオリジナリティに溢れた名刺づくりに挑戦してみてください。